そうわ通心 8月号 お客様紹介

佐伯総合法律事務所

佐伯 洋平 先生・中原 澄人 先生

日進月歩で複雑化の一途をたどる企業の法務。その多岐に渡る企業法務全般を専門に請負われています。
クライアントの立場に立ったリーガルサービスの提供を理念にご活躍でいらっしゃいます。

弁護士というお仕事に就いたきっかけを教えてください。

佐伯:私は高校からラグビー一筋の生活を送っており、大学へもラグビーの推薦で入学しました。しかし、大学2年の終わり頃にラグビーに挫折して大学を中退することになりました。その時、人生で初めて自分の将来について真剣に考えたところ、父が弁護士をしていたということもあり、抽象的ですが「自分も弁護士になりたい」と考え、1年間受験勉強をして立教大学の法学部に入学しました。この「勉強はやればできる」との経験が自信となり司法試験にチャレンジすることを決意し、最終的に弁護士になることができました。

中原:大学では当時法学部に在籍し、アメリカへの交換留学を考えていたのですが、一時的に成績を理由に諦めなければならなくなりました。そして、一年間真面目に勉強と向き合ったときに、法律の面白さに気付いたことが弁護士となる大きなきっかけです。その後アメリカへ留学し、帰国後に司法試験に合格し、弁護士となりました。

事務所を設立したきっかけ、また一緒にお仕事をされることとなったきっかけを教えてください。

佐伯:私自身、複数の法律事務所に勤務して経験を積んでいくなかで、ロースクールが制度化され、これからは弁護士も競争に勝ち残っていかなければならないと感じるようになっていきました。
そして競争に勝ち残っていくためには、「継続してご依頼いただけるクライアントを持つ、すなわち企業からの案件を専門とする」ことが重要だと考え、東京の虎ノ門で企業法務をメインとする法律事務所を設立するに至りました。

中原:私はあらゆる法律事務所を経ていくなかで、周りの弁護士は次々と独立し、さらにロースクールが制度化されるといった環境の変化に焦っていました。その折、以前より一緒にお仕事をさせていただく機会の多かった佐伯先生が事務所を移転・拡大するとのお話があり、先生の仕事に対する考え方やコンセプトに深く賛同し、佐伯先生の事務所に所属することを決意しました。

どのようなコンセプトを信条にお仕事をされていますか。

佐伯:事務所としては「クライアントの利益を最優先にする」ということが最大のコンセプトです。私としては、弁護士という仕事は、いわばサービス業だと思っています。つまり、「誰に頼むか、誰がやるか」で、そのプロセスも結果も、そしてお客様の満足度も大きく変わってくる仕事です。その中でも、「佐伯弁護士に依頼してよかった」と思ってもらえることをコンセプトにしています。

中原:私個人としては、素直に自分の欠点を真摯に受け止め、日々自らを省みてそれを次に活かしていくことをコンセプトにしています。

同業との差別化のために工夫されていることはどのようなことでしょうか。

佐伯:基本的に専門分野以外の案件は原則として受け付けていない、ということです。工夫といった点でいえば、専門性をどこまでも追求して高めていく、つまり専門分野の案件の経験を増やし、得たノウハウを活かすということを重視しています。このように専門に特化していくことでより良い仕事ができると考えており、結果として差別化ということにつながっています。具体的には、一つ一つの案件を現在3名の所属弁護士のそれぞれの専門分野(会社法、労働法、IT・知的財産法分野)に振り分け、担当しています。

お仕事をされる中で嬉しかったこと、印象に残ったエピソードなどあれば教えてください。

佐伯:お客様と顧問契約を締結していただけたときです。顧問契約は、基本的には我々の仕事ぶりを見ていただいたうえで、継続的に相談案件を一定額で依頼できる契約です。そのため、顧問契約締結のご依頼、ご了解をいただいたときは、「自分の仕事を見て、信頼して継続的に仕事をお任せいただいた」と感じるので、嬉しいことであるとともに、より仕事を頑張ろうと思いますね。

将来の展望を教えてください。

佐伯:お客様が増え、事務所の規模も拡大していくことが抽象的には将来の展望といえるかもしれません。しかし、単に事務所の規模を拡大するのではなく、所属弁護士一人一人の業務の質を上げ、専門性を高めていくことが何よりも大切であると考えています。案件によって、所属弁護士が高い専門性をもって質の高い仕事を提供できるようにし、その結果として事務所の規模を着実に拡大していくことを目標としています。

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